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誰のブログだろう?生うどんつちや?

「俺たちゃアパッチ野球軍」

この国でしてはいけない話に、野球、宗教、政治があると言われているが本当だろうか。

ぼくは野球にはほとんど興味がない。熱心にみた野球は米国に渡った野茂英雄とアニメ「アパッチ野球軍」だ。宗教に関しては身近な友人、知人に何かしらの宗教を信じている人は少ないが、いることにはいる。だからといってそのことでその人との関係や印象が変わったりすることはない。政治はどうだろうか。これには正直言って興味はある。興味があるというより、好きと言ってもいいかもしれない。誤解してほしくないのだが、ぼくは市議会議員になりたいとか、若手リーダー!(若くない)と呼ばれたいわけじゃない。さらにいえば、どこの政党を支持しているとか、どの代議士を応援しているとかいう「生臭い」話をしたいわけでもない。

確かにぼくはここのコラムでもときどき政治の話をしている。それにこの連載枠を交互に書いている大浜紙さんとつくっているフリーペーパー「やうやう」でも、政治のネタで特集を組んだり、政治家のインタビューを載せたりしている。ぼくが政治に興味があるのは、この社会がどうなっているのかを知りたいからだ。そして、そこに生きている人が何を考え、どんな面白いことをやっているのか、そんな話を聞きたいと思っている。そういう意味では別に政治家にこだわって話を聞きたいわけではない。医療関係者や建設業、職人に農業、畜産関係の人からも話を聞きたい。ただ、裏話的な話をすると政治家にはその職業の特質上か、表にたって自分の意見や考えを話すことに抵抗がない人が多い。フリーペーパーを作っている人間からするとそういう人はとても助かるというのもある。

そんなわけで、ぼくはこれまでもこれからも政治の話やネタで何かを発信することを続けるのだと思う。ただ、誤解してほしくないのだが、ぼくはこのコラムやフリーペーパー「やうやう」で、なにかしらの考えを流布したいわけでもないし、ましてや何かしらのイデオロギーだけで集まってフリーペーパーをやっていきたいわけでもない。この町に住む色々な人の考えや意見を聞いてみたい、それがぼくが考える政治であり、それが町をつくるということだと思っているだけだ。そういうのは面白いじゃないか。

とはいえ、先に書いた「野球、宗教、政治の話はしない」という話でいうと、公の場で気にせず政治の話をする人はとても珍しい。だが、冷静に考えてみると、野球も宗教も興味や関係ない人にはどうでもいい話だが、政治はこの社会に住むどんな人も関係あるものなのに、不思議なものだ。

不思議と書いたが、その理由もわっかっていて、前回も書いたこととも関係あるが、結局多くの人は政治に対して、野球や宗教と同じように、贔屓のチームや自分が所属しているかどうかという観点でしか考えていないからだと言える。もちろんそういう人もいることを尊重したいし、そいう人たちがいるから道路も野菜も作られているのかもしれない

ぼくが言いたいのは、主権者はぼくたち一人ひとりなのだから、話すも話さないもそんなものは自由であるべきだということだ。例えば、先の総選挙でぼくと誰もいないところで話すと「仕方ないので投票はするが、もういいよね。新しい人いないのかな?」と多くの人がそう言っていた。どうだ。政治の話は面白いじゃないか!

アパッチ野球軍の歌詞に

たまにゃサードへ逆走するが
度胸!度胸!度胸ひとつが財産さ
しかし恐いぜ、逃げないぜ
俺たちゃアパッチ野球軍~

とある。
みんなこの精神でどんどん話そうぜ。