生うどんつちやとは関係ありません。

誰のブログだろう?生うどんつちや?

コロナの陰謀論とコロナとの共生について

「コロナの陰謀論とコロナとの共生について」

 

WEBをひらくとフェイクニュースと呼ばれる真偽不明な情報やニ ュースが溢れています。例えば、 トランプ大統領がいまだに核のボタンを持っているとか、 スマホの5Gは問題だというような内容です。
インターネットが原因であるようにも思われる陰謀論ですが、 そんなことはありません。
ある年齢以上の日本人はハンバーガーチェーンの肉が実は○○だ。 なんて話を聞いたことがあると思います。 歴史的にも占領期の連合国軍総司令部(GHQ)による「ウォー・ ギルト・インフォメーション・プログラム」や、 中国の日本侵略計画と話題になった「日本解放第二期工作要綱」 などもそれに入れてもいいでしょう。 戦時下には自国民に嘘の情報を流すことは日本でもありました。

陰謀論の原因には諸説あるようですが、 何か新しいシステムや技術、 価値観などが広まるときに陰謀論がそれについて回ると言われてい ます。例えば、理髪業が生まれて、 それまで知らない他人に髭を剃ってもらう文化がない社会では、「 あそこで髭をそると殺されて、肉団子にされる」 といった噂が広まったりしました。( 実際にイギリスのある町で理髪店の隣に肉屋があり、 それが陰謀論のはじまりだということもどこかで読んだことがあり ます。←これも陰謀論かもしれませんが・・・。) 先にも書いたハンバーガーチェーンの陰謀論もそれまでの日本社会 にはないグローバルチェーンの飲食店が、 それまでの食文化には存在しなかった食べ物をひろめることで、 人々の不安や興味が陰謀論へとつながったのでしょう。

いまはコロナという誰もが予想していなかった感染症が原因で世界 中が大混乱です。コロナ禍の陰謀論をいくつか例にあげると「 コロナは中国の生物兵器だ」「 エボラとエイズを混ぜた人工ウイルスだ」というようなもので、 中でも多いのは「ワクチンは陰謀だ」というものです。

誤解してほしくないのですが、 私はこれらの陰謀論を馬鹿にしたり、 笑ったりしたいわけではありません。例えば、 ワクチンの承認に関しては日本人の治験は行われていない。 承認が早すぎるという疑問点は普通に多くの人が持つと思います。 これも厚労省のHPに「日本国内でも、日本人を対象に臨床試験( 第Ⅰ/Ⅱ相試験)を実施し、安全性や免疫原性( 抗体の産生や細胞性免疫を誘導する性質) があること等が確認された後、特例承認を受けています 」と説明はあります。こういった素朴な疑問もそうですが、 陰謀論が広まる最大の理由は「 このコロナは何をしたら治まるんだ?」 と多くの人が疑念を持っていることにあるでしょう。

去年4月には最初の緊急事態宣言がでて、 そのときの政府と専門家は、 ここさえ乗り切れば日常生活に戻れます。人流を抑えなければ、 40万人死にます。などと発言していました。 その後どうでしょうか?東京都に限った話でいうと、 今年に入って緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が8か月間も続 いています。どこが緊急事態なんだと言いたくなります。他にも、 陰謀論の問題は感情の問題なのであまり数字で話したくはないので すが、日本全体の感染者数を見ると、 今年のGWは一日5000人から7000人の感染者数で、 現在は20000人を超える状況です。対して、 一日の死亡者数はGW期間が100人に迫る状況でしたが、今( 8/28)は50人に行くか行かないかという死亡者数です。 この数字をどう見るかは専門家や個人の見解があるのかもしれませ んが、ワクチンは効いていると言わざるを得ません。ただ、 残念なことにワクチンを二度打っても感染するという事例が世界中 で多発していることもわかってきました。アメリカや欧州などは、 一時期抑えられていたときもありましたが、 現在はまた爆発的に増えています。 私もワクチンが開発されたら日常生活が戻ってくると思っていまし たが、どうやらそのような状況にないようです。

ここまでの状況をまとめると自粛してもだめ、 緊急事態宣言も長すぎるし疑問点だらけ。 死亡者数をみるとワクチンは効いているようだが、 変異種にはどうやら効かないようだし、 そもそもワクチンの効力も数か月らしい。
さらには「ベッド数は世界一」 の日本でコロナ前から起きていた医療現場の問題」https:/ /president.jp/articles/-/42285
という記事がネットにありますが、 数的には少ない公的な病院がコロナの患者を9割担い、 数的には8割近くある民間病院は1割のようです。このように、 もうなにがなんだか理解できない、これはおかしい、 絶対になにかある、 という気持ちになるのも仕方ないと思うのです。


そろそろ、この論稿もまとめに入りたいと思います。
以上のように多くの人が、おかしい、 何かあると思ってはいるでしょうが、 冷静に考えるとウイルスとはそもそもそういうものだったはずです 。インフルエンザにしても、 エイズにしても感染を防ぐことは自由な人間社会があるかぎりゼロ にはできないし、ウイルスの根絶はできません。 インフルエンザも年間3000から10000人死んでいました。 それでも毎年のようにワクチンを打ち続けて私たちは生活していま した。学校で感染者が多く出たら、 学級閉鎖をして他の人は普段通りに学校生活を続けて対応していま した。多くのイベントも行きたい人行き、 行きたくない人はいかない。 そのようにして生活していたはずです。 最近はロックダウンについても議論されていますが、 この国で可能なのかという議論もありますし、 これまでロックダウンをしてきた多くの国が現在感染が広がってい ます。

感染には気をつけつつ、ワクチンを接種して、 病床拡大を社会的にすすめる。しかし、 ウイルスはそんなことはお構いなしに存在するし、 根絶はないことを覚悟する。私たちは生活をまもり、 他の人たちがすることには目くじらを立てずに、感染したり、 うつしたりすることをある程度許容しつつ、 病床拡大にも限界があるので、 インフルエンザがそうだったように、 ある種のあきらめをもって生活していくことがコロナとの共生だと 思うのですが、いかがでしょうか。