2014年に劇場公開されたドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』見ました。
これは、ドキュメンタリー監督であり、俳優としても活動する太田信吾が「ミュージシャンとしての成功を夢見た友人の自殺」という事実を題材に、実に7年という長い年月をかけて完成させた作品です。
自殺については とても難しい問題なので書きません。
僕の周りには自殺した人はいないし、ただ自殺をするすると言っている人がいたくらいで、映画でも出てくるパフォーマンスだけの人であり、本当に自殺した人がいると腹が立つとは思います。
先も書きましたが、自殺については僕は書けません。
ただ、自殺した彼の父親と母親が『いつか息子は自殺するかもしれない』とずっと思っていたが、それを止めることはできなかったし、その予兆には気づくことは出来なかったと話していて、それが現実なんだろなぁと思いました。
この映画は自殺について描いていると同時に、才能についても描いています。
自殺した彼は映画を見てもわかるようにいわゆる天才肌の人間で、その彼と一緒にいるもう一人の男『クランド』は対照的に才能の欠片もないような普通のおっさんなのです。(若いけど)
実際、クランドは音楽もやめて家族のために音楽もやめてサラリーマンになります。
才能のある人間、才能がないとあきらめて違う道を選ぶしかない人間、一度しかない人生どちらが幸せなんでしょうね。
闘う君のことを闘わない奴等が笑うだろう。
と中島みゆきの歌にありますが、私は挑戦した人間を失敗したからと、挑戦もせずに笑う人にはなりたくないですね。
期間限定で2月10日までYouTubeで見ることができます。
ぜひみてください。
lute cinema:「わたしたちに許された特別な時間の終わり」 - YouTube