(やや、ネタバレあります。)
古くからある海外のSFドラマシリーズ。(思えば、スターウォーズ、M:i:Ⅲ と昔からあるものを復刻させている監督でもありますね。)
僕の「スタートレック」の思い出は、子供のころ学校から帰るとテレビでやっていて、変だけど面白いなぁと見ていた記憶があります。
TVドラマシリーズ「スタートレック」に対してはその程度の知識、愛着しかなくて、ただ単に、「JJエイブラムスが監督かぁ。」と、とくに思い入れもなく見ました。
面白かったです。さすが、『アルマゲドン』の脚本とかTVドラマ『LOST』やトムクルーズの『M:i:Ⅲ』とかを、サクサクと作ってる(サクサクとは作ってないだろうけど。)監督だけあって、なんといってもテンポがいいです。
冒頭の主人公が宇宙艦隊に入隊するまでの展開だけで映画に入り込んでいけるようになっているのはさすがです。この短い時間でスタートレックのビギナーからマニアまで、ぐっとつかんでしまいます。
映画は終始テンポよく話が進み、クスッと笑ってしまうやり取りがところどころにあります。今回は、タイムトラベルものなのですが、最後にミスター・スポックが、未来の自分と遭遇して、「これからお前は仲間たちとさまざまな冒険を乗り越えていく。自分のしたいように、自分と仲間を信じていきなさい」というようなことを言います。このセリフで、きっとスタートレックのマニアや昔ながらのファンは、これまでのシリーズを思い出したりして、感慨深いものを感じることができると思います。
スタートレック初心者でも十分に面白い映画です。おすすめです。
個人的には監督をつとめた、『スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』より好きです。